へザー・マリア・ナオミ

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Friday 3 October 2014

「望郷」、「マッサン」、そして竹鶴ワールド

NHKの朝の連続ドラマ「マッサン」にすっかりはまってしまいました。

今年の始めに母の「望郷」をたぶん20年ぶりに読んでから
完全に惚れ込んでしまった竹鶴政孝とリタの物語。

竹鶴さんに関する他の本も買ってこれから読むつもりです
「望郷」を読んで同じようにその世界にはまってしまった
ウィスキー好きの夫はもうとっくにそれも読み終わっています。
読むペースがまったく違うので...
それにしても、夫婦で本を共有するのはこれが初めてかもしれません。


「望郷」は素晴らしい小説だと思っていますが、
それは竹鶴ご夫婦の素晴らしい愛と人生があったからこそ生み出された小説です。

母にはあるご縁があって「望郷」を書くことができました。
そして偶然に竹鶴政孝さんと同じように、英国人と結婚していたこともあって、
きっと彼の想いや気持ち、そして苦労の面も
色々分かっていたことでしょう。
それがまた森瑤子の「望郷」の面白さのひとつかもしれませんね。


その後、私はすっかり「竹鶴ワールド」のファンになってしまい、
夏には北海道の余市にある、政孝さんがつくられた
ニッカウィスキーの工場にまで足を運んでしまうぐらい。
政孝さんとリタが歩いた工場の敷地内、
二人が毎日出入りしていた家の玄関、
政孝さんの夢の工場などを見ながら「望郷」でのあらゆる
シーンを思い出しながら見学。


そして今週から「マッサン」がスタート。
リタをモデルにしたエリー役の
シャーロット・ケイト・フォックスさんもかわいらしく、
素晴らしい演技を見せてくれていてファンになりそう。

きっと彼女も、知らない国、日本にこのお仕事のために来て、
分からないことや不思議なこと、不安などたくさんあったのだと
思いますが、それがまたリタと共感できる部分かもしれませんね。

今でもお豆をお箸でちゃんと取れないこともあったり
正座から立ち上がる時に転びそうになってしまう
半分外国人である私にも共感できるところがたくさんあるぐらいですから。



by Heather 

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