へザー・マリア・ナオミ

へザー・マリア・ナオミ

Saturday 18 October 2014

感覚

風邪をひいてしまった。
咳と鼻づまりと、もうかれこれ二週間と長引いていてなかなか治る気配なし。
辛いです。
なにが辛いかというと、味覚と嗅覚が完全に奪われてしまい、
何を食べても味がしない、おいしくない。食欲はあるのに、食べる気がしない。

何かを食べる時に、その匂いや味の記憶を頼り、味わう。想像力と集中力が必要だから、食べるのもかなり疲れてしまう(笑)

「味わう」、「嗅ぐ」、というできて当たり前のことができなくなると、それがどれだけ素晴らしいことかに気づく。
森へいき、何も匂いがしない、
海でも、なにも匂いがしない。
旦那のあとにトイレに入っても、なにも...(こればかりはうれしかったが)。

ごはんを作るときもそれを味見できず、昨日作ったスイートポテトパイは不評😢

でも、不思議と、匂いというものって、記憶に残っていて、
目を閉じて、その匂いを想像すると、香ってきたりするのです。

母が亡くなって20年たつが、いまだに彼女の「匂い」(香り)は私の記憶にしっかり残っていて、
母を思い出すと、その香りがふわっと匂ってきたりする。
いつも着けてたCOCO Chanel 5° の香りでもなく、
一時流行って母の秘書やら友達やらみんな着けていたポワソンの強烈な香りでもなく、
母の、母だけの独特な香り。

香りと同じくらい、母の手の感覚も忘れないもの。

不思議なものね、
私なんてすごい忘れっぽい人間で、人の名前や顔や、自分が過去に行った場所、やったことも忘れてしまうくらい記憶力が悪いのに、そういった感覚的なものって、すごく残っていて、
小さい頃に過ごした三浦の海の磯の匂いとか、
朝の犬の散歩にいってた森の匂いとか、
おばあちゃんのおうちの匂い、彼女の作ってくれた餃子の味、
幼稚園の入口の匂いまでも、思い出せる。
そういった感覚って、一生忘れないものなのかも。

嗅覚と味覚って、こんなにも大切で、喜びを与えてくれることなのだと、痛感。

風邪よ、治っておくれ。

二つの感覚が奪われたので、視覚と皮膚感覚を代りに刺激しています(笑)

まずは、ここ一年すっかり虜になってしまった皮膚感覚の刺激、


オイルたちです。自分で買ったもの、友人にいただいたもの、
これらで顔や、頭皮や、体をマッサージしたり、ツボを刺激したりしています。
オイル大好き~!
髪にもよいですよー。シャンプーする前にたっぷりと頭(髪)につけて、マッサージ。その後シャンプー、リンスすると、しっとりつやつや。ぜんぜん髪質変わります!
アルガンやココナツオイルは顔や体にも最適。
私はアルガンオイルで顔をマッサージしてから、その上に化粧水をたっぷりと叩き込み寝ます。これを続けると肌がもちもちになります!


視覚は、とにかく美しいものを見る、遠くを見ることで刺激しています。
できるかぎり毎日息子の幼稚園が終わり、サッカーだのテニスのレッスンやらを終えてから、二人で海へ行き、夕陽を眺めたり、公園へいき、緑を眺めたりしています。

今週の夕陽たち。


 
毎日、違う色、雲の形、海の様子、が違う。
 
 
 
金曜日の夕陽。
 
火曜日、家からの夕陽。


 
全部フィルターなしのそのままの色で撮りました。

視覚の刺激、大切ですね。一日の終わりに、空を眺めるだけで、その日の疲れが消え、生きていることの喜びを感じる。

嗅覚が戻ったら、まずしたいのは、天日干しした洗濯物に顔をうずめて匂いを嗅ぎたい~!
味覚が戻ったら...とりあえずなんでもいいからガッツリ食べたい~!!

みなさん、くれぐれも風邪に注意です。今年の風邪は、長引きます。

by Maria








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