へザー・マリア・ナオミ

へザー・マリア・ナオミ

Monday 15 September 2014

デザートはバナナ

シャレにもならないタイトルで失礼しました。

でも母はたぶん今頃、手を口に当ててケラケラと笑っていると思います。
結構つまらないオヤジギャグを聞いて半分照れながらケラケラと
笑いながら大喜びするタイプの女性でした。
それも彼女のチャーミングなところのひとつ。

もし今、ここにいたらこのタイトルを読んで
「ねえねえ、ミーちゃん(マリアのあだ名)、
ヘザーったら「デザートはバナナ」なんて書いちゃってるのよー。
分かる?ママの「デザートはあなた」が「デザートはバナナ」よ、
いやーねー、くすくす」
と笑いながらまずマリアをつかまえ、次にナオミをつかまえ、
そして運悪くその日が当番となってしまったアシスタントにも
無理矢理聞かせて苦笑させていたことでしょう。

ちょっとしたことでクスクス笑ったり、
仲の友人達とげらげら大笑いしている彼女の姿がとても印象に強く残っています。

でも今日は母の親父ギャグ好きの話ではなく、デザートの話です。

子供の頃から夕食の後にはデザートを食べる習慣があり、
母はよくパイやケーキなど、イギリスのお菓子を作っていました。

今は年齢とウェストラインのことも考え、我家のデザートはよりシンプルに、
ヘルシーになっていますがたまにはご褒美にパイを焼いたり
懐かしい母の味を再現することも。

最近はとくにヘルシーデザートを意識するようになり、
よくネットで新しいレシピを探しています。


先日、海外のサイトで見つけたのが美味しそうな焼きバナナのレシピ。
早速作ってみました。
ココナツオイルでバナナのスライスを焼き色がつくまで焼いて、
その上からハチミツをかけてさらにちょっと焼き、
きつね色になったら盛りつけて、
シナモンをふりかけて出来上がりといったシンプルなデザート。


一口食べた瞬間、なんだかふわっとした懐かしい気持ちに包まれました。

この味、子供の頃の懐かしい味、と急に思い出した
母が昔作っていた焼きバナナ。

あれれ?と思って「森瑤子の料理手帖」を取り出してみたら
ありました、最初のページに。
「庭のバナナのフランベ−焼き」が。


形は違い、母はバターで焼いてブランデーでフランベ−していたものの、
基本的なバナナを焼いた味は一緒。

ずっと忘れていた焼きバナナ。

今は偶然見つけたそのヘルシー版が我家の定番デザートに加わりました。
by Heather

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