毎年この時期になると、「情事」の出だしの文章、
「夏が、終わろうとしていた」をよく呟くことがあります。
色々なことを感じさせてくれる、大好きなフレーズです。
この一行で作家、森瑤子がこの世に生まれて来たとも言える、
全ての始まりを現す大切な一行でもありますが、
それだけではなく、純粋にあの言葉、「夏が、終わろうとしていた」
を自分の中で呟くと様々な感情が湧き上がってくるのです。
一年のうち、この時期が一番好きかも。
夏の終わりには独特な寂しさってありますよね。
太陽の光が秋に向けて少しずつ変化していく様子、
ちょっと過しやすくなった日々。
そして気のせいかもしれませんが、うっすらと秋の香りがしてきたような....
これが、夏が終わろうとしているサインなのでは?
そして秋に向けての期待。
涼しくなってからやろう、と思っていたたくさんのこと。
「涼しくなってから会いましょうね」と、友達や仕事仲間との約束。
秋の食材、紅葉、上手く行けば秋に企画しているプチ旅行。
楽しみがたくさんたまっています。
今年の夏も、たくさんのファンの方々が与論まで
お墓参りにいらしてくださいました。
毎年必ず訪れる方もいらっしゃれば、初めての方も。
心を込めてありがとうございます。
しかし... 東京はこのところ、やや気温が下がったものの、
まだまだ完全に夏が終わったとは言えません!
そう簡単に夏を手放しませんよ。
これから9月に入ってももう少し夏気分を楽しみたいと思っています。
まだ買ってから2回しか着ていない新しい夏のワンピースもあるんだし♫
by Heather
No comments:
Post a Comment
Note: only a member of this blog may post a comment.